日常に潜む行動心理学

私たちの生活の中には様々な行動心理学が組み込まれています。
どんな心理学が生活の中に隠れているのか見ていきましょう。

日常に潜む行動心理学

コンビニによくある足跡マークのシール、実はこれも行動心理学が使わています。
レジに並ぶときに自然と足跡に合わせて並んでしまうはずです。
他には、男性トイレに貼ってある的のシール。
このシールを張るだけで男性はその的をようになり、トイレが汚れなくなります。

探していくときりがないですがこのように生活の中に様々な心理学が組み込まれています。
次はこの心理学を仕掛ける側の目線に立って見てみましょう!

 

様々な心理学

アフォーダンス理論

過去の経験や体験、知識に基づき対象物に対する行動が紐づけられるようになっています。
例としてインターネットを見ていて青い下線のついた文字を見るとリンクが組み込まれている文だと思うのもアフォーダンス理論の効果です。

 

ヴェブレン効果

サービスの価格が高いほど需要が高まる効果です。
それほど商品の品質は変わらないのにブランドものなどを購入してしまうのもヴェブレン効果です。

 

スノッブ効果

希少性のあるものほど需要が高まります。

 

バンドワゴン効果

多数の人から支持されていることで需要が高まります。

 

カリギュラ効果

禁止されているほど気になっていしまう効果。
鶴の恩返しでもあるようにこの扉を開けてはいけませんと言われると見たくなって開けてしまいます。
人間は自由を制限するとより自由に執着してしまう生き物です。

 

ザイガニック効果

未完了のものほど気になってしまう心理です。
ドラマなどで毎回いいところで終わるのもザイガニック効果を使っています。

 

バーナム効果

誰にでも当てはまるあいまいな表現を使って、あたかも対象者に向けて発信しているように錯覚させる効果です。
占い師などがこれをよく使っていて「1年の間に不幸なことが起きるでしょう」と言われたら身構えてしまいますが、1年の間には不幸なことが何かしら起きるはずです。

 

プロスペクト効果

人は利益より損失ほうが3倍印象深く感じよりリスクを避ける傾向を持つようになる心理です。
営業の場面でも「〇〇円お得ですよ!」と伝えるよりも「このままだと〇〇円損してしまいます」と伝えるほうが契約してくれる確率は高くなるはずです。

 

ザイオンス効果

繰り返し目にすることで好印象を抱く効果です。
近くにいる人ほど好きになってしまうのザイオンス効果です。

 

返報性の法則

何かを与えられると返さなければいけないという意思が発生する効果です。
店員さんが一生懸命対応してくれると「買わなきゃ…」と思うのも返報性の法則が働いています。

 

確証バイアス

仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反対の意見や情報を無視したり集めようとしない傾向の心理効果です。

アンカリング

最初に提示された情報が基準となって後から提示された情報と比較してしまう効果です。
テレビショッピングなども最初に大きな金額を提示しそこから値引きをしていって最終的な値段で割安に感じさせています。

 

ウィンザー効果

本人から直接言われるよりも第三者から間接的に言われたほうが、信憑性、信頼性が増すという効果です。

カクテルパーティー効果

自分が興味を持っている情報に注意が向いてしまう効果です。
ガヤガヤしている場所でも好きな子の話は聞こえてくるような状態です。

 

テンションリダクション効果

大きな買い物や成功の直後に緊張が緩和してしまう効果です。
20万円のバックを買ったときに勧められた他の商品も買ってしまうようなときもテンションリダクションが働いています。

 

ピグマリオン効果

他人から期待されたときにその期待に応えようとする効果です。

ブーメラン効果

指示されていると反対したくなる効果です。
店員に買ってくれアピールされると買いたくなくなるのもブーメラン効果が働いています。

 

まとめ

今回紹介した行動心理学はよく使われている心理学を紹介しただけで日常の中にはまだまだ行動心理学が潜んでいます。
この行動心理学を仕事で使ったり物を買うときの冷静になる手段としても使ってみてください!